銀行員業務用カバンを「渉外鞄(しょうがいかばん)」と言います。業務用カバンをつくり続けてきた丸山革具店の渉外鞄は、他者のつくるそれとは比較にならない耐久性を持っています。その渉外鞄をリ・デザインしてシンプルモダンな一生モノの本革バッグに仕上げました。

 

渉外鞄に使用される革は2.2mm厚。それに芯、内張りの3重構造で補強します。今回のリ・デザインでは、男女兼用・日常使われるものとしてつくり直しました。バッグを軽量化するため芯の部分は取り除きましたが、滑らかな革、リスキオ(liscio)の厚さは2.2mmのままです。補強での固い感じも除かれて、接触感がからだや手にやさしいカバンに仕上がっています。

 

オリジナルの渉外鞄の持ち手は重さに耐えるよう厚手のビニールで補強。毎日書類や硬貨で15kgに近い重さのものを持ち歩くのでヘビーデューティーなつくりになっています。リ・デザインされたものは、ビニールを取り除きましたが、補強は厚手の2重革。これを丸めて今でも現役の手動式ミシンでステッチします。持ち手と本体はオリジナル業務用と同じく、2つの鋲で止めてありますが、シンプルなデザインを大切にするためにカバーしました。ボトム部分の鋲も取り除き、スッキリ。カバンの錠前金具もシンプルなものを選んで仕上げています。

 

 

これで、すっかり渉外鞄は、新しく生まれ変わりました。丸山革具店では、今回お買い求め頂くこのバッグのアフターケアもいたします。これが、「一生モノのバッグ」と言える所以です。

 

価格 60,000円(税別)

 

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丸山革具店

1947年開業。創業当時は馬具及び馬飾り等を製作していました。都市の近代化とともに馬具の需要が減り、カバン・袋物の製造に転向。以来顧客の要望に応えながら工業用・業務用カバンをつくり続けています。皮革禁制の時代にはズック(帆布・キャンバス)で学生カバンやランドセル等を製作。それらの製品は丈夫で長持ちすると好評を得ます。その技術は今、人気商品キャンバストートに生かされています。皮革禁制が解除されると、丈夫さを必要とする工具挿しの製作を開始。電力、通信、鉄道、銀行業などを中心に様々な企業からの特注品も手掛けるようになります。思いは、ただひたすら「丈夫で、長持ち」するカバンをつくる。他社製品のカバン修理も、請け負います。そうすることで、より丈夫なカバンづくりのヒントを得て、他社が作ったものが3ヵ月で壊れるところを5年先に延ばす事が出来るからです。近年話題になった、車掌カバン復刻版は、全国に女性も含めて多くのファンを持ち、鹿児島県外の車掌カバンも手掛けるようになっています。

 

丸山革具店http://kawagu.com/




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